安川圭吾・美穂

派遣国:タンザニア/ダルエスサラーム

Profile
安川圭吾
兵庫県出身。
28歳の時にイエス・キリストを信じる。
南大阪福音教会にて伝道師として4年間主に仕える。
2008年 結婚、宣教師としてタンザニアに遣わされる。趣味は足裏マッサージと家の修理。

安川美穂
大阪府出身。クリスチャンホームに生まれる。
2003年 宣教師としてタンザニア・ダルエスサラ-ムへ。インド系タンザニア人への宣教奉仕。
2008年 1月、結婚後は夫婦で宣教師として遣わされる。趣味は宣教
長女:実結祈(みゆき)2009年生、長男:剣語(けんご)2013年生

「教育宣教師の帰国」

異文化の中で育つ宣教師子女にとって教育宣教師が来て下さる事は、たとえ短期間でも本当にありがたいものです。当初は1年の予定だった渋沢宝兄は、神様に2年目、3年目と導かれ、合計3年間も息の長い奉仕をして下さいました。思い返せば感謝なことばかりですが、中でも特に思い出されるのはパンデミックが始まったばかりの頃です。当時は新型コロナウィルスがどんな病気か分からず大きな不安の中、我が家でも3ヶ月間家に籠る日が続きました。当時のニュースは「このままいけば、医療体制の整っていないアフリカはこの世の地獄となる」と報道されていました。タンザニアで働く宣教師の殆どが帰国し、私たちも母教会などから「安全のため一旦帰国してはどうか」と勧められましたが、祈って今回はタンザニアに残ることを決心していました。とはいうものの母として、また牧者として、家族と教会を守ろうと必死で大きな緊張の中、不安と戦う毎日でした。そんな状況でも、我が家では子供たちの元気な笑い声が絶えませんでした。「宝兄ちゃん」が毎日いろんな楽しいことを準備して一緒に遊んでくれるので、子供たちにはこの時期は楽しい思い出ばかりです。この時期に子供たちが安心して暮らし楽しそうにしていることが、どれほど慰めと励ましになったか言葉で言い表すことができません。同じ家で3年間寝食を共にした渋沢兄は、私たちファミリーと生活の全てを共有して、すっかり家族の一員となりました。また教育サポートだけでなく、教会の宣教の働きにも積極的に関って下さり、豊かな賜物を用いて多くの奉仕をして下さいました。そして3年間の奉仕を終えて3月ついに帰国され、現在は神学校で学んでおられます。子供たちはお別れが本当に辛い様子で、帰国後しばらくは家の中がまるでお葬式のようでしたが、何とか乗り越えつつあるようです。子供たちが色々な経験をしながら、主が良いお方であることをますます味わい知り、信仰と愛において成長することを祈っています。(美穂)

追伸:美穂と渋沢教育宣教師が YouTube にスワヒリ語の賛美をアップしました。
Breeze from Tanzania というチャンネルです。ぜひ聞いてみてください。