井野 葉由美

派遣国:ドイツ/ハンブルク

Profile
ドイツ留学中(声楽)にキリストに出会う。
2006年より北ドイツの邦人宣教に従事。ハンブルク日本語福音キリスト教会牧師。
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ハンブルク日本語福音キリスト教会ホームページ http://www.nd-jcf.de/

「ヨーロッパ日本語教会の必要」

 ヨーロッパ内のほとんどの日本語教会・集会は、信徒主導で群れが形成されてきました。つまり、すべての教会が単立で、どこかの教団に所属しているわけではありません。ですので、牧師が教会を離れる時に自動的に次の牧師が派遣されてくることはなく、またゼロから牧者を探さなければならないのです。中々すぐには見つからず、数年間無牧状態の群れも珍しくありません。「海外日本語教会で奉仕したい」という思いを与えられる働き人はおられるのですが、こちらの群れが小さく、牧者を経済的にフルサポートできないので、どうしても宣教師として日本から送り出される必要があります。日本にいるならば、牧師をしながら他のアルバイトをするということも考えられますが、ビザによっては、こちらで収入を得ることが禁じられる場合があります。宣教師本人に召しが与えられると同時に、同じビジョンを見て、同じ思いになって祈り支える多くの仲間が必要になります。この送り出す側の働きがとても重要だと思います。
 もう一つ海外日本語教会の難しさは、日本人でありながら、日本の常識が通用しないということでしょうか。日本語を話していますが、長く現地で暮らしている方の考え方や態度は現地化しています。ですが、同じ教会の中には「駐在で日本から来たばかり」という方もおられるので、意思の疎通を図るのが難しいことがあります。また、日本語教会の数が少ない(国に一つのところもある)ので、クリスチャンであれば、いろんな教派の方が来られます。中にはカトリックの方が来られることもあります。異なる教派の方々がイエス・キリストを土台として集まり、ともに礼拝しますので、譲歩できる教派色を脇に置きつつ、絶対譲れない真理のみを大切にする知恵が必要になります。
 日本のパスポートだと3か月までビザなしで滞在できますので、常駐の牧者が見つかるまで、3か月ずつ複数の牧師に来ていただいている群れもあります。また、宣教師が一時帰国する際にも、代わりの牧師が日本から来てくださるなら、助かる群れもあることと思います。



http://www.europetsudoi.net/