川上寧・真咲(協力宣教師)

派遣国:ベルギー

Profile
川上 寧
東京出身。14歳の時、日本基督教団 西新井教会にて信仰告白。
アメリカに留学後、日本で就職。東京神学大学、大学院で学び神学修士取得。
2004年~2016年 同教団の牧師として働く。
2017年よりベルギー ブリュッセル日本語プロテスタント教会牧師。
ベルギー宣教団体「VIANOVA」に所属し、2022年よりベルギー在住の日本人伝道を始めた。

川上真咲
東京出身。15歳の時、浦和福音自由教会にて受洗。
日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団中央聖書神学校を卒業し、
2001年~2004年 同教団伝道師。
2006年 日本基督教団の川上寧師と結婚。
2012年~2015年 日本基督教団牧師として働く。
2017年よりベルギー ブリュッセル日本語プロテスタント教会牧師。
ベルギー宣教団体「VIANOVA」に所属し、2022年よりベルギー在住の日本人伝道を始めた。

国際食豊かな礼拝

「主に導かれ、遣わされて」

 今年の7月より、協力宣教師として受け入れていただきました、夫婦でベルギーの邦人伝道に遣わされております川上寧と川上真咲と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 真咲宣教師は初代クリスチャンで、小学校2年生の時に友達に誘われて浦和福音自由教会の教会学校に通うようになり、高校1年生の時にイエスさまを自分の救い主として受け入れ、洗礼を受けました。その頃に、宣教師の証が書かれている本を勧められたり、海外の神学校への留学を勧められたりすることが重なり、伝道者として献身することを意識せざるをえない時期を過ごしました。しかし、時に「殉教」という言葉さえ耳にする宣教師や牧師に自分がなることは考えられず、他の形で神さまにお仕えしていく道を求めました。それはキリスト教主義幼稚園の教師になるという形で実現しましたが、幼稚園教育の中で直面するさまざまな課題や限界、当時の社会問題等を通して再び神さまに捕えられ、神学校への道が開かれ、伝道者として召されます。その間に、さまざまな導きの中で浦和福音自由教会から単立の教会、そしてアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の教会に導かれていきました。

 一方、寧宣教師はクリスチャンホームで生まれ育ち、両親が通っていた日本基督教団西新井教会にて幼児洗礼を受け、中学3年生の時に、アメリカの高校への留学が決まったのを機に親の強い勧めもあり、信仰告白をします。但し、キリスト教や救いについて十分に分かっていたわけではありませんでした。高校はバプテスト系、大学はメノナイト系の学校でしたので、神さまのことについて考える機会はたくさんあった筈ですが、教会生活は大学時代には離れてしまい、肝心の自分の罪の問題については十分に分からない時期がその後も続いていきます。この頃、アイデンティティークライシスに陥り、結局、大学を中退して日本に帰ることになりました。日本に戻ってしばらく経った頃にようやく母教会での教会生活に復帰し教会生活は安定しましたが、仕事の面では違いました。3度の転職と、その後4年間に及ぶアルバイト生活を経た後、神の招きを聞き、神学校への道が開かれ、伝道者として召されます。

 このような家庭環境や教団・教派も異なる二人を、その後、主は不思議な導きで結び合わせてくださり、共に日本基督教団の教会での奉仕を経て、ベルギーの日本語教会に遣わされました。この頃は結婚して10年以上経っていましたが、この結婚生活を通して、ようやく神さまは寧宣教師の罪の問題に目を開かせ、救いには主イエスに依り頼むしかないという経験をさせてくださいました。その後、日本語教会を去らなければならなくなり、ビザも切れ、4年半で日本への帰国を余儀なくされました。しかし主は再びベルギーで開拓伝道するビジョンを与えてくださり、新しいビザと共に、新しい宣教の道を開いてくださっています。今後とも、主が私たちを導き、遣わしてくださるところで、主の御業をなして参ります。

「コーヒーを飲みながら聖書を読もう」の一コマ
手話で賛美
笑顔の絶えない交わり
洗礼式