在原 繁・津紀子

派遣国:アルゼンチン/ミシオネス

Profile
静岡県生まれ。関西聖書学院、MTC(宣教師訓練センター)で学ぶ。
1988年 アルゼンチン日系人伝道に5人家族で出発。
アルゼンチン、ミシオネス州ポサダス市を拠点とし、パラグアイを含め毎月11カ所 (3000Km)を巡回伝道。
サンハビエル開拓伝道を応援後、現在、モンテカルロにて現地開拓伝道を応援。

御殿場純福音キリスト教会ホームページ http://gotembanewhopechapel.org/index.html

「日本で咲いた砂漠の花」

日本諸教会の皆様、熱きご支援を感謝申し上げます。私たちが祖国日本に帰国し、すでに2か月の時が流れました。帰国後は我々の検査治療が計画通り進み、妻の骨の痛みはお陰様でかなり和らいできております。これも皆様のご愛があったればこそと感謝いたします。今は、ようやく「トンネル抜ければ夏の海」と言う思いです。諸教会へのご挨拶は、6月よりさせて頂けるであろうかと思います。
 今回は、沖縄の地で2年6か月間の宣教訓練を貫徹された、宣教訓練生パトリシア姉(アルゼンチン)についてお伝えいたします。不思議な方法でアルゼンチンから沖縄県に導かれ、その奉仕先が宣教と教育のプロ意識で燃える「沖縄世界宣教教会」であったことは、以前お伝えしました。日夜止まることのないような同教会での働きは、ズバリ!パトリシア姉の霊的、精神的訓練のために開かれた「ケリテ川」に思えました。
教会に併設して運営される学校は、日本では「チャ-チスク-ル」の草分け的存在として知られています。生徒数、百名を数える当校において教員として働きに従事することに働き甲斐を感じるとは言え、仕事を貫徹する道は決して平坦ではなかったと思います。
去る3月上旬、御殿場教会へ戻ったパトリシア姉より、それは盛りだくさんの証を聞くことが出来ました。来日時の英語、日本語チンプンカンプンはかなり苦労したようで、孤独の戦いに一時は落ち込んだようでした。しかし2年半とはいえ、英語をほぼマスターされ日本語と日本文化理解はかなり進んでいました。これはアッパレ!だと思います。彼女の言葉がキラリ光りました。「私は沖縄において沢山の祝福を頂き、働きを通し多くのことを学ぶことが出来ました。この訓練により、私は霊的、精神的に成長することが出来ました。日本の皆様に心から感謝しています。」去る4月22日、パトリシア姉は「神学校・宣教学部」の待つアルゼンチンへ帰国しました。ご支援を有難うございました。(繁)