在原 繁・津紀子

派遣国:アルゼンチン/ミシオネス

Profile
静岡県生まれ。関西聖書学院、MTC(宣教師訓練センター)で学ぶ。
1988年 アルゼンチン日系人伝道に5人家族で出発。
アルゼンチン、ミシオネス州ポサダス市を拠点とし、パラグアイを含め毎月11カ所 (3000Km)を巡回伝道。
サンハビエル開拓伝道を応援後、現在、モンテカルロにて現地開拓伝道を応援。

御殿場純福音キリスト教会ホームページ http://gotembanewhopechapel.org/index.html

「主の器の輩出」

 「収穫は多いが、働き手が少ない。」(マタイ9:37)この御言葉は、宣教地ミシオネス州でも深刻な問題で、年々増加する教会数に牧師、伝道者、役員などの育成訓練が追いついていないのです。
 2014年にふとした事から「奥地宣教」についての記事を執筆することになり、それは月刊「ハ-ザ-」の37回連載で公になりました。原稿を書き終えて何度か読み返したところ、そこには主の器とされるための必要条件があることに気付かされたのです。まずは「愛」でしょう。そして「愛」というエネルギーは、主に4つの訓練行程を経て体得されることを知りました。
1)「信仰」信仰の父と言われるアブラハムは、最初から成熟した信仰を有していたわけではなく、幾多の試練を通ることで、その信仰の中で練られた「愛」が完熟されたことは聖書が証しています。
2)「御声」アルゼンチン宣教地と民に対する燃える愛は、主の御声を聞くことから始まりました。派遣される私たち家族はもとより、派遣する母教会(御殿場)も天来の御声を聞いたからこそ、世界宣教への熱い原動力(愛)に繋がったと思います。
3)「エルサレム」「さあ、わたしは、わたしの父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなた方は、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」(ルカ24:49)と、復活された主イエスは語られました。主が昇天された後の弟子たちの心は「真夜中」というところでしょう。心砕かれた彼らには自分に対する絶望しかなく、そこに聖霊が降られ、力に満たされた彼らは「世界宣教」への愛の勇士とされたのです。
4)「御霊の導き」逆境、MTC(宣教師訓練センター)、神の人たちとの出会い、御霊の油注ぎなど、出発前の準備期における御霊の導きと働きは、真実かつ確かでした。
 1988年の「宣教派遣式」において奥山実先生の「アリハラ先生たちはこれから宣教地へ行きますが、愛せないと思う人を愛すること、これが世界宣教です。」と言う説教が心に響き、信仰姿勢を正されることになりました。「誰に対しても、愛をもって!」、決断の時でした。(繁)