長澤久美子


派遣国:韓国/仁川市西区
Profile
福岡県生まれ。
1984年 韓国ろう者宣教師として派遣。
1990年 韓国人 李 斗炯(イ・リュウヒョン)牧師と結婚。
江華島ろう者教会、ろう者国際奉仕教会(DMI) にて夫と共に奉仕。3男の母。
http://japan.deafmin.org/

「春風の吹く江華インマヌエルろう者教会」
春の訪れ、そして新緑の時に私たちのろう者教会では、ある牧師夫人の証と共にスタートしました。3年前の2019年3月にこの者が不遜にも「素晴らしい牧師夫人賞」をいただきましたが、その団体の代表、下(ハ)先生に証をしていただきました。小学校の時に肺結核を患い、その後17年間も入退院を繰り返し、ご本人はもちろん家族も共に痛みを覚えました。現在は肺活量が正常な人の15%しかなく、それで生命を維持しています。医療関係の人々も奇跡だと言っています。そんな状態で生活するのは容易ではなく、マスクを何重にもしている状態。にも拘らず下先生はただ生きるのではなく、開拓教会や地方の貧しい教会でご主人と共に仕えている多くの牧師夫人を励まし、教育やセミナーなどまさに東奔西走しておられます。主は強いものを辱しめるため、弱いものを用いられると証しされました。ろう者でも健康ならほとんど何でも出来る時代に生きていますから、下先生の証を聞いて主にどれ程感謝すべきか気づかされた事でしょう。先生はとても美しく映画俳優並みの素敵な女性、横で通訳をする時、ハッキリした声で話されるので思わず、病気が本当?と思ってしまうほど。でも教会を出て階段を降り車に乗る時、やはり相当苦しいのが分かりました。しかしご用や奉仕をされる時は天から力が与えられ立派にやり遂げられます。後日、そのことを末の息子に言うと 「えっ、あんなに有名な方を江華で呼んだの?!」と驚かれました。主にある人は十字架を誇りとし復活の力で生かされると知り、江華の信者さんたちと大変恵まれたのです。
そしてさらなる恵みが。ソウルのオンヌリ教会の方から連絡が入り、一年間(或いはそれ以上?)一組十人ずつのチーム五組が交代で江華に来てくださり、共に礼拝したいとの申し出があり、早速5月1日から始まりました。その10日前に私はコロナに罹ってしまいましたが、癒されて共に礼拝を捧げることができました。ハレルヤ❗皆様の変わらぬお祈りとご支援に感謝しつつ。