高橋真一・千恵美

派遣国:モンゴル/ウランバートル

Profile
ビザ問題により2017年4月から日本ベースとなり、岬福音教会牧師、モンゴル現地にて年数回奉仕、ミッションツアー引率などの働きにシフト。

「難しく生きない人々」

 クリスマスおめでとうございます。多くの祈りとご支援に感謝します。私たちは牧会しながら日本ベースモンゴル宣教のスタイルで主に仕えています。宣教師が牧会をしている教会として主から恵みを頂いています。「宣教の教会」が合言葉です。不思議にこの教会がモンゴルの教会に似ています。まず時間の感覚、のんびりしています。次にシンプルな宣教マインド。そして、細かいことにこだわらず、難しいことを言わない雰囲気。宣教師に導かれた第一世代から流れ、いつしか、教会全体に及んでいます。宣教が牧会をしている教会だなと日々感謝です。
 ある高齢のメンバー。お世話になっているヘルパーさんとの会話の中、ヘルパーさんの悩みが墓じまいだったそうです。「だったら、あなたも教会に来ればいいのよ。それで教会のお墓に入ればいい。本物の永代供養よ〜。心配いらない、本当に気楽よ〜」後日、私に「と、あの人に言ってあげたのよ。先生、いいよね?大胆すぎ?」勿論私は「OK!それでいいですね!」と即答です。初めから詳細な説明や、まして難しいお話は必要ないと、私も彼女に学びました。
 それよりも、情熱や忍耐、平安と感謝が大切です。別の婦人は60 年間、ご主人の救いを祈り続けました。過去には、ご主人や親戚たちからの激しい攻撃、迫害を経験されました。しかし、主は彼女を守り導かれました。艱難の中でも忠実な主のしもべ、また教会の霊的な土台のお一人として、黙々と淡々と、謙遜と忍耐の限りを尽くしてこられた60 年。教会に仕え、ご主人や義理の親兄弟に仕えることを感謝して、主への奉仕のように歩むのでした。そして奇跡が起こりました。今年ついにご主人がイエス様を受け入れ、洗礼に導かれました。
 モンゴルの婦人たちも、初めて出会う若者にも「わが子よ」と声を掛けてハグして歓迎し、小さなことにくよくよするなと笑います。そして、一緒に祈れば、涙を流してとりなし祈る。祈り終われば、またツァイ(お茶)を飲みながら談笑。福音は「教え」の世界でなく「暮らし」の中で流れます。(真一)

シンプルで明るいモンゴルの婦人たち