高橋央也・恵
派遣国:インドネシア/ジャカルタ
Profile
高橋 央也
兵庫県出身。1995年阪神淡路大震災ボランティア活動に参加したことをきっかけに教会へ導かれ、受洗。2003年に結婚。JEC(日本福音教会)伝道師、牧師として仕える。2023年~インドネシアでJJCF(ジャカルタ日本語キリスト教会)牧師。
高橋 恵
大阪府出身。小学校3年のクリスマスに受洗。10代半ば頃から宣教師を志す。2000年に10ヶ月間、アルゼンチンの在原宣教師のもとで短期宣教訓練を受ける。2003年に結婚。JEC(日本福音教会)伝道師として仕える。2023年~インドネシアへ。日本語教師をしつつJJCF(ジャカルタ日本語キリスト教会)に仕える。長女:愛理


「JJCFの牧師として」
初めてアンテオケ宣教会ニュースに記事を寄稿する機会を与えていただき、心より感謝します。2023年6月末より、ジャカルタ日本語キリスト教会(以下JJCF)へ派遣される高橋央也(ひさや)と恵です。
私たち夫婦は、それぞれが「現地の人々に現地の言葉で伝える」海外宣教への思いを頂いているのを確認して結婚をしました。ところが、結婚して何年たってもお互いが「導きだ」と祈る国は地球の裏側ほど離れていましたし、インドネシアは意識もしていませんでした。それでも自分勝手な私たちは「すぐにでも宣教に出られる」と思っていたような、デコボコの多い夫婦です。ですから主は長い訓練期間を用意されたのでしょう。自分たちの力が削がれ、神のご計画に従順にされ、二人の思いが一つにされていく、その時間が必要でした。またJJCFでの働きのために、牧会経験を積む時を主が与えてくださいました。
JJCFのお話を頂いた時、それまで在外邦人のことを意識していなかった私は二つのことを祈って視察旅行へ行きました。一つ目は「JJCFの兄姉への愛が与えられるように」、二つ目は「み言葉の確信」です。一つ目の祈りに主は、私が愛する愛ではなく、最初に主がジャカルタに住む日本人を愛しているので私も主の愛で愛するのだ、と示してくださいました。二つ目の祈りには、イエス様がペテロに語られた「あなたは私を愛していますか」、「わたしに従いなさい」(ヨハネ21:15~19)を、主が示しておられることに視察旅行の終盤になってようやく気がつくまで、何度も私に語ってくださいました。このように主の導きに疎い者です。ジャカルタでの働きも、主と皆さまの力強いお祈りだけが頼りです。どうぞお祈りください。
ジャカルタでは、川のような一つの流れが生まれることを祈っています。流れの源流はJJCFでの牧会伝道と、各地での妻、恵の日本語教師としての働き、そしてバリ島やスラバヤのJCFとの交わりです。JJCFは国際結婚組、駐在員とその家族、韓国人、インドネシア人など背景も人種も様々ですが、主にあって絶妙に組み合わされた素晴らしい教会です。これまでの主の恵みに感謝しつつ、これからしてくださることにも期待しています。ここから始まる流れの中流はJJCFが、より宣教的な教会になっていくことです。主は教会を通して宣教を押し広げられる方ですので、JJCFも受けた恵みを外へ流す教会へとさらに強くされていくようにお祈りください。
そして、この川の流れの延長線上には「手を伸ばせば肩に手が届く」インドネシア人への宣教があると信じています。インドネシアは世界最大のムスリム宣教の最前線であり、首都ジャカルタには未伝部族も含んだ人々が島々から流入しています。どのような方法で主がこの流れを始めさせてくださり、また広げてくださるのでしょうか。聖書の「この希望は失望に終わることがない(ローマ5:5)」というお約束に期待し、楽しみにしています。ワクワクしています。私たち夫婦が何をするのではなく、主のご計画だけが成りますように!娘の愛理(えり・高二)は日本に残ることが決まりました。彼女のためにもお祈りください。