山舗 岳(教育宣教師)


派遣国:タンザニア/ダルエスサラーム
Profile
山舗 岳
札幌出身。
2013-15年、青年海外協力隊としてタンザニアに数学教師ボランティアとして派遣された経験あり。
約3年前(2018年)に受洗。
宮崎県の公立学校で2年間務めた後、主の導きによりタンザニアのクリスチャンスクールHOPAC(Heaven of Peace Academy) での数学教師としての召しを受ける。
2021年4月に関西聖書学院に入学し3ヶ月間学んだ後、2021年8月より教育宣教師としてタンザニアに派遣。

「SEWウィーク」
2023年3月27〜31日の5日間、私が働いているHOPACでSEWウィークというプログラムがありました。SEWというのはService Emphasis Week(奉仕強化週間)の頭文字をとったもので、地域や社会に貢献するためグループごとにプロジェクトを行うというものです。私が担当したのはGrade7(日本の中学1年生)の9人のグループで、学校から車で30分くらい離れたゴバという場所にある孤児院とプレスクール(幼稚園)のためのプロジェクトを行いました。
SEWウィークの期間は毎朝、グループごとに集まってデボーションの時間を持つことから始まります。御言葉を読んでから分かち合いをして、賛美をしてからお祈りをします。幸いにも私のグループには宣教師の子どもが4人、他にも強い信仰を持った生徒たちがいたこともあって、とても豊かな時間をもつことができました。分かち合いのときには、それぞれが御言葉から受け取ったメッセージや、奉仕するにあたってどう適応できるかを積極的にシェアしてくれ、お祈りのときにもみんな進んで心を込めて祈りをリードしてくれました。私にとってこの時間は至福のときでした。生徒が神様に真剣に向き合い、彼らの口から御言葉から学んだことや祈りの言葉を聞くことは本当に嬉しいことです。神様の前でひとつになって心を整える素晴らしい時間でした。
それから車に乗って現地に向かい、お昼過ぎまで様々な活動を日々行いました。クラフトや簡単な教科の学習、ダンスや綱引き、バイブルレッスンや人形劇など生徒たちが時間をかけて一生懸命、準備、計画してきたものです。子どもたちはいつもとは違うバラエティ溢れるプログラムを大いに楽しんでいました。ただ相手は約30人の幼稚園児たちです。こちらの言うことを聞かず思い通りにいかなかったり、暑さや連日の疲れで体力を消耗したり、大変なところも通りました。でも、どの生徒もよく忍耐して最後まで子どもたちに愛を持って奉仕しました。日に日に関係を深め笑顔で子どもたちと交わる姿を見るのは喜びでした。生徒たちを通して、神様の愛が子どもたちに伝わったと信じます。