三輪修男・文子

派遣国:韓国/ソウル市竜山区

Profile
大学時代に主を信じる。
1976年から神戸で牧師をして後、1989年家族と共に韓国に留学。
その後、今日までソウルでの伝道を続ける。
現在、カベナントチャペル日本人教会牧師。

「反日と反キリスト教主義の風が吹く韓国」

 現在、韓国の教会は、次々に出される政府のキリスト教会圧迫の政策に失望と戸惑いを感じている。今年4月の総選挙で圧勝した文政権率いる与党は、今や法的に韓国が中国や北朝鮮に向けて舵を切ることが可能となった。何かにつけて “ 早く早く ” が特徴である韓国なので、早速、政府は全ての法律を反キリスト教的に組み替えた。例えば、コロナ対策と言う理由で集会については主日礼拝のみを認め、それ以外の集まり(祈禱会、聖書勉強会、聖歌隊の練習など)はすべて禁止にした。そして、もし違反したら 30 万円の罰金がつく。しかし同じ宗教団体である仏教やカトリック教会にはお咎めなしである。(さすがにプロテスタント教会からの猛反発を受け現在、両者で折衝中とのこと)もっと酷いのは、日本に対する風当たりである。もし「日本を誉めたり」、「親日的な発言」をすると処罰される。最近、朝鮮戦争時に英雄として戦った韓国人の大佐が死去した。誰しも、彼が国に忠義を尽くした人の墓地に埋葬されると信じていたが、親日的という理由で、国立墓地ではなく田舎の墓地に埋葬された。すべて文大統領の思いのままである。
 最近、私たちの教会で、30 年前に大阪に渡り伝道された鄭江溶牧師が証をしてくださった。日本の教会は「高齢者が多くて伝道が難しい」という感想であった。何とか対策を打たねばならない。また、鄭先生と一緒に大阪で伝道された山田宜寛宣教師は、カベナント教会で礼拝のお手伝いをしていただいている。そして、本田知邦教授のお話では、ご自分の講義が終わった時、一人の出席者がつかつかと前に出て来て、いきなり右頬にビンタを食らわせたという。“ 何、これ? ” と思ったそうだが、韓国では子供の頃から “ 日本人は悪者 ” という教育が徹底されており、日本人の講義に我慢できなかったらしい。
白井徹伝道師は、現在、横浜の自宅でビザ発給待ちである。私たち夫婦はビザの更新が完了し、韓国での伝道が延長された。以上、激しい反日の風の吹く中で、僅かな信仰の友と韓国伝道をしている我々を、主が守ってくださるように祈るこの頃である。(修男)